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委員会

ガイドワイヤーが補助循環回路の遠心ポンプに吸い込まれる事例の案内

ガイドワイヤーが補助循環回路の遠心ポンプに吸い込まれる事例の案内がありましたので周知して頂きますようお願い申しあげます。

 

PCPS(ECMO)は脱血カニューレから吸引する形で脱血しています。
PCPSを導入した後で肺動脈カテーテルを留置するため、静脈からガイドワイヤーを挿入したところ、PCPSの脱血カニューレからPCPS回路にガイドワイヤーが吸い込まれた事例が複数報告されています。流入したガイドワイヤーが遠心ポンプに巻き付けばポンプは停止してしまいます。

また、静脈に留置したカテーテルの内腔を通してPCPS回路に空気が吸い込まれる可能性もありますので、十分ご注意ください。

 

注意のポイント
・PCPS(ECMO)挿入下で静脈にガイドワイヤーを挿入する場合、ガイドワイヤーから手を放さない。あるいはガイドワイヤー後端に鉗子などを掛けておく。
・PCPS(ECMO)挿入下で静脈にカテーテル類を留置した場合、カテーテルのポートから空気を吸い込まないようにポートは確実に閉じておく。

 

詳細につきましては、日本人工臓器学会のホームページに記載されておりますのでご確認ください。

http://www.jsao.org/member/431.html

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