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材料・標準化委員会

JaSECT標準化回路についてのご案内

ここ最近、少しずつですがJaSECTがご提案いたしました標準化回路について他学会からも話が上がるようになり、注目されつつあり期待されている意見も多く聞かれるところもありますが、間違った解釈をしている方もいらっしゃるとお聞きしていますので、今一度、標準化回路について案内をしたいと思います。

 

Ⅰ.標準化回路の経緯
① 少ない症例施設または、新規での立ち上げ施設からの要望(基本的な回路構成について)
② 過去の医療事故に対しての対策を講じた回路構成(安全弁、適切な圧測定、人工肺の交換が容易)
③ 医療安全の観点から基本となる回路構成の標準化(圧測定部位、チューブ色、)
④ 災害等による回路供給不足時の代替回路の必要性(各社共通回路)
⑤ 各社が施設ごとにあった回路の軽減(滅菌切れ、不使用回路の軽減)

 

今回の標準化回路については、JaSECTが主導となり過去のアンケートに基づいて作成した回路でありますが、強制するものではありません。
そこで、疑問に持たれている質問がいくつかありますのでQ&A形式でお答えしたいと思います。


Q1. JaSECTがいずれ標準化回路しか使ってはいけないとガイドラインを出すのではないか?
A1. 考えていません。

 

Q2. 脳分離は出来ますか?
A2. 補助回路を使用することで可能です。

 

Q3. MUFは出来ますか?
A3. 回路内の三方活栓を使用することで可能です。

 

Q4. ECUMは出来ますか?
A4. 送・脱血バイパスラインにある回路を使用することで静脈側からの脱血でも動脈側からの脱血でも鉗子操作で使用可能です。

 

Q5. 心筋保護の血液は取れますか?
A5. 補助回路を使用することで可能です。

 

Q6. 価格は?
A6. 回路の償還価格になるので同じです。

 

Q7.プライミングボリュームはどのくらいですか?
A7.メイン回路は、570mlです。そこに、人工肺や静脈貯血槽内の充填量を追加した量になります。

 

Q8.メイン回路以外の付属品は同封されていますか?
A8.ベント回路、吸引回路、補助回路(脳分離、心筋保護ライン)の構成になっています。

 

Q9. ノンコートですかコーティングですか?
A9.それぞれのメーカーのコーティング回路になっています。

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