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お知らせ

「補助循環システム」「送脱血カニューレ」供給停止情報について

会員各位

 

平素よりJaSECTの活動に対しご理解ご協力を賜り感謝申し上げます。

 

この度、ゲティンゲグループ・ジャパンより、補助循環システムHLS SET Advanced-LTおよびHLSカニューレにつきまして、現時点では、使用可能な状態ではありますが、2025年1月頃以降の供給停止の案内が届きました。2026年上半期の再開を予定しているとの事です。以下に情報を整理いたします。

 

【欠品製品】

販売名 : 補助循環システム HLS SET Advanced-LT

             HLSカニューレ

「補助循環システムHLS SET Advanced-LT」 供給停止のお知らせ

「HLS カニューレ」供給停止のお知らせ

 

【原因】

原材料で使用されているアルブミンが変更となることにより、諸々の理由において新規製品での供給が可能となるまでの旧製品の在庫が確保出来ない状態となりました。 また、薬事承認上最大 14 日間使用可能な「補助循環システム HLS SET Advanced-LT」の供給再開は、さらに先になる予定です。2026 年上半期からの販売再開を見込んでいる製品は、最大6時間使用のHLS SET Advanced-STが販売再開となる予定です。(詳細は、ゲティンゲグループ・ジャパンの案内でご確認ください。)世界的情勢、原材料の調達困難、生産能力低下による供給遅延が発生し、製造の遅延に繋がっております。

 

【供給停止期間】

2025年1月~2026年上半期中

 

【代替製品】

補助循環システム HLS SET Advanced-LTの代替

  • 他社(テルモ、泉工医科、ジェイ・エム・エス、平和物産、ニプロ等)のECMO装置を併用している場合は、そちらを検討してください。最大使用可能時間等の違いがございますのでご注意ください。

 

HLSカニューレ

  • 他社(テルモ、泉工医科、日本メドトロニック、リヴァノヴァ、エドワーズライフサイエンス等)の経皮挿入用カニューレを検討してください。HLSカニューレはECMO症例、低侵襲心臓手術(MICS)症例で使用されております。メーカー毎に流量-圧曲線やカニューレ長、カニューレ側孔の数/大きさ、強度の違いなどございますので、各メーカーにご確認の上、ご使用ください。

 

現在、体外循環カニューレは、供給不安定な状況であります。欠品しますと手術延期、中止も検討しなくてはいけなくなります。今後は、通常使用するカニューレの種類や在庫数等も、各施設で再検討いただけますと幸いです。

                   

 

今回の製品に関するお問い合わせは、各販売業者へ、欠品情報や代替方法に関してのお問い合わせは、zairyo.hyojun@gmail.comまでお願いいたします。

 

日本体外循環技術医学会 理事長

安野 誠

材料・標準化委員会 委員長

岩城 秀平

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